元はと言えば爆音の方々との演奏から耳を守るため
とりあえず近くのコンビニでいわえる普通のウレタン?スポンジ?
の耳栓を買って来たのからはじまり
だんだんと音楽用の耳栓とやらを試してみる事に・・・
最初に使っていた音楽用耳栓たち
音楽用耳栓と言う名で市販されている物は全て
「音質はそのまま音量を下げる」とは書かれていますが
やはり遮音はされるものの音質は変わります。
聴覚保護の役目は果たすとは思われますが
リハから本番にかけ、着けたりはずしたりを繰り返していると
だんだん耳の穴が痛くなってしまい、
まあ爆音でどうしても危険と思う時だけ応急で使う程度のものなので
それでも良かったのですが、それが連日続くともう無理。
そこで気になっていたのが
CRESCENDOのイヤープロテクター
色々な用途別に種類がありそれぞれ周波数特性も設定が違うらしい。
このメーカーでは遮音性が一番高い-25dB
イヤーチップが柔らかいので要領をつかむまで最初はちゃんと装着するのに苦労しましたが
しっかり奥まで装着できた後、リハで試してみると
スネアドラムのカーン!
と言うピークの音は押さえられているのにゴーストノートはちゃんと聴こえる不思議な感じ。
少々モニターバランスが悪くてもこれを着けることによりバランスが良くなって逆に細かい所まで聴こえやすくなった!
特に歌、コーラスをやる場合、耳栓をすると自分の声が良く聴こえる様になるので爆音で音程が判らなくなることもなく非常に都合が良い。
そして何よりこれは痛くない!
一晩装着したまま寝ても大丈夫でした。
ただ本番では25dB下がるとかなり寂しいのと
ちゃんと上手く入っていないと
顔の表情によって耳栓と外耳道の間に少しでも隙間ができたり
密着が弱くなってしまった場合
遮音性が高いが故に、一気に飛び込んで来る音量、音質の差が凄い。
かえって気が散ってしまう。
またドラム、べースに特化しているらしく周波数特性も全体にフラットに下げているわけでなないらしい。
できれば今鳴っている音をそのままの音質とバランスで程よく音量を下げてモニターしたい。
欲が出てきた。
次にもうちょっと安価で-20dBの一般リスナー用のMusicをポチッと
した所で、やはり周波数特性が一番フラットに設定されている木管、金管楽器用のWoodwindが気になりこれも注文。
こちらは-15bB
遮音と言うよりは、まわりの音も程よくマイルドになりつつ良い感じ。
音量も上記のDrummerからしてみれば寂しくない。
だんだん聴覚保護と言うより自己モニター環境作りに目的が変わっている。(笑)
しかしイヤモニシステムを構築するより手軽にできるモニター環境作りとしてこれは有りですね。
結局、-20dBのMusicは今だ本番では未使用のまま。
音量の大小に関わらずモニター環境として
Woodwindが手放せなくなりそうです。
2016年11月現在では、やはりDrummerの方が出番が多い!