久々にブルースの巨匠、西野さんとのLiveでした。
今回は広島から和田八美さん(八っちゃん)が上京して
西野やすしトリオ+和田八美なのか?
西野やすしGt,Voと和田八美Pf,Vo二人のユニット「西が八」のバンドバージョンなのか?
まあどちらでもありみたいな感じのLiveで3日間大いに盛り上がりました。
初日はドラムの小野秀夫さんが九州ツアー中で不在、
かわりに助っ人で登場して頂いた筒井 唱仁さん。
今回初対面だったのですが、この方がまたイカしたグルーブで「気持ちいい〜!」
西野さんとのLiveは毎回曲が決まってなく本番で西野さんがその時の気分で弾き始めてそれについて行くって感じなので、さぞかしスリリングだった事でしょう(笑)
素晴らしいドラマーと知り合う事ができました。
そして2日目はレギュラーメンバー小野秀夫さんが九州から駆けつけ
本番ギリギリに会場滑り込み。
流石ベテランそんな事も感じさせない安定のプレイ!
この人が小野秀夫さん(僕と同じ高知出身の大先輩)
渋いです!
西野さんと八っちゃんのユニット「西が八」最終日でのショット!
これがまたファンキーでホントカッコイイ!
楽しい3日間もあっという間でした。
毎回勉強させてもらってます。
今回の西野さんMCから
先日亡くなられたB.B.キングについてのお話。
西野さんが17才、西野少年の頃の
B.B.キングが来日した時、西野少年は会場スタッフのアルバイトに行ったそうな、
そこで楽屋前を通りかかった時ドアの隙間からB.B.キングさんが小さなアンプで音叉を使ってチューニングしているのが見えた。(当時はまだチューニングメーターが普及してなかったらしい)
怖いもの知らずの西野少年はなんと、楽屋に入り、俺に弾かせてくれと・・・
B.B.キングさんは、あまり人にギターを触らせないという事らしいが、なんと西野少年に弾いてみろと渡してくれたらしい。
B.B.キングのギターを手にした西野少年は
あの太い音は弦も相当太いはずと思っていたらしいが弾いてみると何と弦はかなり細目で
そのチューニング用の小さいアンプで弾くとペラペラな音しかしなかったそう。
そこで西野少年は
「よし後で、ステージのアンプのセッティングを見れば音の秘密はわかるな」くらいな軽い気持ちで、そのままB.B.キングさんの前でB.B.キングのフレーズを弾いたり歌い方や身振りを真似したり。
B.B.キングも「Yeahhh! 」と喜んだり、終いにはB.B.キングさんにコーヒーいれてもらったりと散々遊んだ後、B.B.キングさんが
「じゃあ今度は俺が弾くから貸してみろ」ってな感じで弾き始めると、その小さなアンプから出てきた音がなんと、いつもレコードで聴いていた音そのものだったという・・・
その瞬間、西野少年は急に足が震えだし、あまりの衝撃でどうやって楽屋から出たかも覚えていないらしい。
公演が終わり、B.B.キングさんを送り出すためスタッフが並んでいると、西野少年を見つけたB.B.キングが「Hey Boy!」西野少年を呼び、ポケットからピックを取り出しプレゼントしてくれたんだと!
ええ話やな〜!