五星旗レコーディングの思い出!

五星旗3rdの2ndアルバムの納品も終わり

何とか2月のツアーからの発売に間に合いそうです。

五星旗と言えば、

もし自分がブログを始めた時にはこれだけは書きとめておこうと思っていた事がある。

結成当時の2000年頃、(初代二胡奏者ウェイウェイウー)

ファーストアルバムは中国北京でのレコーディングでした。

まだ北京にファンキースタジオも無かった頃なので末吉さんの友達のスタジオをお借りしての録音。

1週間の滞在でライブとレコーディングの限られたスケジュールの中

最終日、スケジュールの都合で僕だけ朝一の飛行機で帰らなければならず深夜から飛行機の時間までの数時間で録り残した曲を録音するためタクシーでスタジオに向かった。

セッティングがそろそろ終わる頃、ギターの岡崎はんが、エフェクターに電源を供給する変圧器が無い!と・・・

日本と中国では当然電圧が違うので間違ってそのまま使うとヘタすると壊れてしまう可能性もある。

しょうがなく当時の社長兼マネージャーがホテルまでタクシーで取りに行く事に・・・

全員で1発録りの曲のため、変圧器が届くまでしばし待ち時間となり、各自思い思いに譜面のチェック等していると、セッティング途中の岡崎はんの廻りを末吉さんがゆっくりとトコトコ歩きながら

ボソッと

末:「岡崎はん試しに電源さしてみんか?」

岡:「あかんて壊れるって」

末:「そうか・・・」

そして、またゆっくりトコトコと岡崎はんの廻りを歩く

2周くらい歩いては立ち止まりまた

末:「岡崎はん挿してみよか?」

岡:「あかん」

末:「そうか・・・」

またトコトコ

どうしても挿してみたい末吉さん!

それを気弱に阻止する岡崎はん!

おもろいコンビやなぁと見守る僕!

そしてまたトコトコと歩き、立ち止まっては

同じやり取り

飛行機の時間もせまり、少し苛立ち感もあり

だんだん声も大きくなり

やり取りのテンポが早くなって来た!

末:「岡崎はん、試しに挿してみ!」

岡:「あかんて壊れる!」

末:「試しに挿したら使えるかもしれんで!」

岡:「あかんて」

末:「もう時間ないんやから試しに挿してみ!」・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

おぉ!ついに挿すか、挿すのだな!

次の瞬間!
「ポンッ!」と小さい破裂音が・・・

振り返るとそこには絵に描いたような小さな小さなキノコ雲が・・・・

全員無言・・・・・・

僕は、静かに空港に向かった。

岡崎はん

そんな五星旗も今は3代目の二胡奏者:海みのりさんを迎えて今年もツアーが始まります。
五星旗3rdツアー2月 13日 (金)〜2月 19日 (木)
五星旗ツアーhttp://www.kariyabass.com/?p=108